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【このブログは旧サイトです】NZオークランド在住。自称オークランドの外食王?そしてNZワイン大好き!時々は帰国して、日本でも食べまくっています\(^o^)/
2014年01月29日 (水) | 編集 |
 danekoはたぶん、気が動転していたのだ


娘danekoをひとり日本へ帰すことのリスク・・・

そのあと、NZへの入国は難しいかもしれないし・・

(一度、難癖がつくと再入国は難しくなる


考えに詰まったdanekoたちに、おねえさんが言う。


「どこかほかの航空会社なんじゃない?」


。。。いや、絶対ニュージーランド航空とシンガポール航空(-_-)


と、danekoはある大事なことを思い出した


今回、たまったマイルの消化のため、

娘danekoに特典航空券を取っていたのだ!!!


乗る飛行機は違うが、予約はANAでしている。

だからNZ航空のシステムで出て来ないのだ


「ANA、ANAです!!」

と叫ぶも、

「ANAってどこ?」

と、おねえさんは知らないらしい


ANA~、知名度ないよ、オーストラリアで


「ええっと、A、A、と・・」


落ち着くのだ、daneko


ALL NIPPON AIRWAYS!

たしか。。。複数形だったかな


「それなら私たちの画面では見れないわね(>_<) 予約番号がないと・・」


おねえさんはいまや、娘danekoにけっこう同情的である


danekoは渾身のチエをしぼる。。。。


「だいじょうぶ!NZの知人に連絡してメールしてもらいます(ー_ー)!!」


こうなりゃ何でもアリだ。


ここでできないと言ったら、娘danekoは強制送還。


danekoは信頼できるNZの知人に電話をし、

danekoのANAのHPにログインしてもらった。


確かに予約はあるという。

よし、これで、予約が確認できた


eチケットを、メール添付で送ってもらえば、

danekoのiphoneで見ることができる


娘danekoは、iphoneを握りしめ、

空港のWI-FIに接続しようとがんばる。


ところが、空港の公共無線LANなど、

なかなかつながるものではない


「まだあと25分あるわよ。最終チェックインまで。Take your time.」


ぐわ~~ん


あと25分だって。。。


Take your time は、慌てなくていいのよ、というような意味だが、

danekoたちの持ち時間はあと25分しかないのだ


娘danekoが必死でネット接続を捕まえ、

danekoのAOL Mailにログイン


しかし、メールサーバーの容量は重く、

メールが開けないではないか(>_<)


無理だ。。。


ただでさえ、WI-FIの質がよくないのに、

この上添付ファイルを開くなんて・・・


だねこ: 絶対無理。eチケット開けないよ。

娘daneko: だって開かないと、乗れないんだよ!

だ: 空港の無料WI-FIなんかじゃムリ・・


そこへ、


「航空券番号がわかれば、私が入力して調べられるのよ」


と、おねえさんが助け舟を出す。

母娘ゲンカを見かねたのか


いや、航空券番号はeチケットを見なければわからない。

他の方法は・・・(?_?)


日本はまだ早朝


ANAのダイヤモンド・デスクもまだやっていないし、

AMEXは今回の件には全くからんでいないので、

調べようがないだろう


だが、このおねえさんのパソコンなら、NZ航空のLANだから、

サクサクなのに違いない

ちょっと、使わせてもらうわけには・・・


いかないだろうなあ


言えない、さすがのdanekoも・・・

航空会社のパソコンを使わせてくれなんて。


ああ、NZと豪州はこんなに近いのに、

なぜ電話の回線が別なのだ


3Gさえ使えれば、すぐにメールを開けるのに(T_T)/~~~


danekoは、娘danekoに聞いてみた。


「WI-FI、少しはつながってるの??」

「うん、かなり弱いけど。すぐ切れるよ」

「じゃ、ANAのホームページに直接アクセスしてみよう!

それくらいなら、空港WI-FIでも耐えられるかも」


これがダメなら、コインPCでも探すか(たぶん無い


いや、その辺のオージーのオジサンにでも頼みこんで、

iphoneかipadを使わせてもらうのだ


娘danekoを飛行機に乗せるためなら、何だってするゾ


と悲壮な決意を固めたとき、

娘danekoが 「いまANAにつながった!!」と頬を紅潮させて叫んだ


よっしゃ


ANAのお客様番号とパスワードをdanekoが打ちこみ、

ログインして国際線予約のページに行く。


そこには、娘danekoの帰国便が、はっきりと記されていた

タッチして、eチケットページに飛ぶ


ああ・・WI-FIよ、切れないで・・・

とドキドキしていると、

娘danekoがいきなり、danekoのiphoneをかすめ取った。

ふだんこういう時はおとなしい娘なのだが、


「貸して!!」

と叫んで何か操作している


ページが飛ぶかもしれないから、画面をショットで撮ったのだ


これでちょっと、ひと安心。


iphoneの画面は、こんなふうに。









娘danekoは画面をおねえさんに見せるが、

おねえさんがはたしてホンモノと思ってくれるのか??


iphoneの画面は小さい。。。


娘danekoは、画面を指で拡大し、航空券番号を提示する


すると、おねえさんも嬉しそうに、カタカタとPCで調べる

本当に予約があるかどうかを確かめるのだ


「OK! 機内預けの荷物はいくつ?」


やった!!


ああ、とうとう乗れる、乗れるのだ


おねえさんの気が変わらぬうちに、

(変な上司とかが現れないうちに)

さっさとチケットもらってトンズラしなくっちゃ。。


もう、最終チェックインは間近だった


出発エリアに入り込み、


手荷物検査のところでまた一難


娘danekoが、ボディスキャニングを要請され、

カワイイ白人系の女の子と、

ボディスキャンのエリアに残された


スキャニングに大して時間はかからなかったが、

なんだか後味が悪かった




さあ、出国エリアへ。


娘danekoは、頬を紅潮させたまま

免税品のエリアに差しかかった時、


ドサドサ!! 

っと、持っていた荷物を全部床に落としてしまった


パソコンやiphone、財布にポーチ・・


すべての荷物が床に散乱し、

落としてはいけないものまで落下してしまった


「ど、どうしたの?」 と拾いながら聞くと、

「手を持ちかえようとしたら、落ちた・・・どうして・・・」


きっと、何もかもが終わって、

一気に脱力したのだろう


国境を越えることはいまの時代、

たやすいようでいて、

一つ歯車が狂えば越えられなくなってしまう


これからもどんどん、

国際線旅客への締め付けは厳しくなるであろう


少し前は、パスポートを搭乗前に見せることだってなかったのだ。



最後の最後まで、

オーストラリアにイジメられた娘daneko、

今日はよく泣かずにがんばった



しかも朝からの空腹を抱え、4時間あまり







こんなショボイ機内食がこんなに美味しく思えたことはなかったであろう



魔のシドニー紀行、これにて。。。。m(__)m







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テーマ:オーストラリア
ジャンル:海外情報